お知らせ
2024.04.01
『放射線健康リスク科学-放射線生物学・放射線防護・被ばく医療ー』を改訂・出版しました
2020年6月に、eラーニングによる講義で網羅できない部分をカバーし、発展的な学習に利用できる教科書として『放射線健康リスク科学』を出版いたしました。その後、放射線関係の国家試験等の内容に合わせてこれまでに7回の改訂を実施し、前回の改訂では書籍のサイズをB5判からA4判に変更し、新訂第1版として出版しました。今回は最近の放射線関係の国家試験等の内容に合わせて8回目の改訂を行い、新訂第2版としています。放射線生物学、医療被ばく、放射線防護、緊急被ばく医療、放射線リスクコミュニケーション、電磁波による人体影響、医学のための放射線物理学・線量評価について記述しています。
本教科書の特徴
- 医学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠しています。
- 医師国家試験、第一種放射線取扱主任者試験、放射線科専門医試験、医学物理士認定試験、診療放射線技師国家試験などの医療系資格試験の放射線生物学分野にほぼ対応するように、実用的な視点に立って作成しています。
- eラーニング講義と同様に、放射線生物学や被ばく医療の専門家の監修を受けています。
- 改訂を頻回に行い、常に最新の出題傾向に対応します。
書籍名:『放射線健康リスク科学』
(細井 義夫、神田 玲子・編著)
POD版 全286頁、フルカラー、A4判 4,730円
内容(全9章)
第1章
医学のための放射線物理学・線量評価
第2章
放射線生物学Ⅰ(分子レベル・細胞レベル)
第3章
放射線生物学Ⅱ(組織レベル・個体レベル)
第4章
放射線発がん・自然放射線・医療被ばく(実効線量)・放射線防護
第5章
医療における放射線被ばく・電磁波の人体影響
第6章
放射線腫瘍生物学
第7章
被ばく医療・放射線災害医療
第8章
放射線リスクコミュニケーションと放射線災害におけるメンタルヘルス
第9章
放射線リスクコミュニケーション(2) 神田 玲子 著
監修者(五十音順)
石榑 信人
(名古屋大学 名誉教授)
大津留 晶
(医療法人耕雲会おおつる内科医院/長崎大学 客員教授)
神田 玲子
(量子科学技術研究開発機構 放射線医学研究所 所長)
立崎 英夫
(量子科学技術研究開発機構 放射線医学研究所 被ばく医療部 部長付)
仲野 高志
(量子科学技術研究開発機構 計測・線量評価部 元主任研究員)
長谷川 有史
(福島県立医科大学 放射線災害医療学講座 教授)
原田 浩
(京都大学大学院生命科学研究科 がん細胞生物学分野 教授)
平山 亮一
(量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所 重粒子線治療研究部 研究統括)
廣橋 伸之
(広島大学 原爆放射線医科学研究所 放射線災害医療開発研究分野 教授)
福村 明史
(量子科学技術研究開発機構 QST病院 経営戦略部 部長)
松田 尚樹
(長崎大学 名誉教授)
松本 義久
(東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所 准教授)
三浦 富智
(弘前大学 被ばく医療総合研究所 リスク解析・生物線量評価部門 教授)
宮川 清
(東京大学 名誉教授)
吉田 光明
(染色体生命科学研究所 代表)